久しぶりに Debian testing (bullseye) にした

直近5年ぐらいは Debian stable で運用してたけど、安定しすぎてつまらんし流石にソフトウェアのバージョンが古いので無邪気に testing にあげてみた。 bullseye がリリースされたら新しい SSD を買って clean install しようと思うので、stable に戻すかもしれないが・・・。

DebianTesting - Debian Wiki あたりを参考に /etc/apt/sources.list を修正してからおもむろに apt update && apt upgrade したら特に問題なくアップデートできた。

$ uname -a; cat /etc/debian_version 
Linux debian 5.9.0-4-amd64 #1 SMP Debian 5.9.11-1 (2020-11-27) x86_64 GNU/Linux
bullseye/sid

gnome の UI が微妙に変わっているぐらいで、他の変化にはほぼ気づかない。

気になったところを列挙しておく。

問題

画面ロックから復帰すると音が出なくなる

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設定 > サウンド

Super + L 等で画面ロックしてディスプレイが消えたあと復帰すると、出力デバイスが勝手に「ダミー出力」に変わってしまい音が出なくなる。 設定画面から再び適切なデバイスを選び直せば音が出るようになるが流石に面倒くさい。どうにか復帰したら児童で設定する方法はないだろうか・・・。

自分の環境では DisplayPort の内部オーディオを用いて、ディスプレイに搭載されているミニステレオプラグ経由でスピーカに接続している。 画面をロックすると、一時的に DisplayPort を見失った状態にでもなってしまうのだろうか...?

Alt キーが何かに取られる

Emacs 使いのため Alt キー (Meta キー) を多用しているが効かなくなっていることに気づいた。

Gnome の設定画面と眺めているとそれらしい項目を見つけた。

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設定 > キーボードショートカット

「代替文字キー」とか使わないので、てきとーに使わないキー (右 Ctrl) を割り当てておいた。

良かった点

特に問題なく動いている

無邪気にアップデートしたので起動しなくなるのではないかと危惧ワクワクしていたが、上述した問題はあったものの概ね問題なく動いている。

Emacs と Git のバージョンが上がったのが嬉しい。

ディスプレイの scaling が綺麗になった

4K ディスプレイを使っていて普段は 125% に scaling して使っているが、にじみが出なくなって見やすく、綺麗になった。

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設定 > ディスプレイ

なんとなく GUI が全般的に軽くなった気もするので、何らかの最適化が行われたのだろうか。 欲を言えば、任意のパーセンテージで scaling したいが。